コロナ禍再考 II

2020.04.30 Thursday

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    ホンマに厄介やな〜いつまで続くんかいな?

    極めて厳しい環境下において、医療関係者を始め最前線で戦っておられる方々には感謝の言葉しかありません。宅配便のお兄さん、スーパーでシールド越しにレジを打つ女性などなど、年金生活者がノホホンとしておれるのは、多くの国民が頑張ってくれているお陰です。

     

    先日、長年外資系企業に勤務している友人から連絡(情報提供)があり、某大学院の教授と日本の今後・近未来について議論した結果、「中小企業のみならず下手したら大手の会社や銀行もバタバタ斃れる」との結論に達した由。そして、日本の二次産業から四次産業は、今回のコロナ禍で力尽きる恐れがあるとのこと。生き残ることができるのは一次産業の農業のみだと。そして我々は自給自足を強いられることになるそうな。この推論・極論を一笑に付すのはいとも簡単です。ではありますが、あながち悲観的に過ぎるとも言えないのではないか。願わくば、農園経営(と言うほどのものではない)に従事している私への、友人のリップサービスであって欲しい。

    拙著『ソロモンに散った聯合艦隊参謀』の主人公樋端久利雄(当時中佐)は、昭和16年の7月15日、日米開戦は不可避としつつ「敗ければ明治維新に逆戻り」と看破しております。過去のブログで何回か示唆しましたが、私は現在の情況、今回の災禍を国家の安全保障問題、即ち有事(戦争状態)と捉えます。先の大戦ではABCD(America+Britain+China+Dutch)包囲網にやられたが、今人類が戦っている敵は得体が知れないだけにとても手強い。

    各所において囁かれておりますように、もし仮にこれが自然発生的な不可抗力ではなく、人為的なミスや何らかの所作の帰結であるならばこれは許し難い。それこそかつて我が国が汚名を着せられ、多くの重臣や軍人が巣鴨の露と消えた東京裁判が言う「人道上の罪」に該当する。世界中で何十万もの人間が犠牲になっている事案です。真相はいつの日にか究明されなければならない。

     

    未曾有の大津波に起因する福島第一原発の対応では、我々自衛隊の経験はゼロで知識も乏しかった(殆どなかった)のですが、知見を有する同盟国軍隊の存在は大きく力強かった。しかし今回は世界最強の米艦にも被害が出ている。彼らは原子力推進の空母や潜水艦を運用しているので原子力には通暁しているが、戦例が乏しい細菌(戦)に関してはそれほどの備えがなかったと思われます。

    大きな問題や課題に直面した時、人間は自らの経験の中で頭を巡らせ解決策を見出そうとします。より直截に言えば、我々は経験の範疇でしか思考できない。私自身を含め、おそらく絶対多数の人はそうです。しかし人間は数々の問題や困難と格闘しながら、経験を通じて大きくなる(成長する)。そして、その経験と知恵が次に活きる。

     

    ということで話はド〜ンと飛びます。敗戦後、我が国は戦前の体制や文化などがトラウマとなって、学究の場から「軍事」を排除しました。そして日本社会に「軍事=悪」という構図ができてしまった。一時期、軍事を語る者は異端児のように見られておりました。普通の国では考えられないことです。今日のアジア・太平洋の情勢を想起すれば、GHQは勝利の美酒に酔って、或いは憎さ余って大変な失敗をしたと言えます。自衛隊を創設して(させて)リカバリー・ショットを試みたが、戦後75年を経て今なお日本人はこの後遺症に苛まれています。最近ではかなり改善されましたが、私が若い頃には、自衛官を受け入れてくれる国内の大学(院)は実に2〜3校しかありませんでした。国の根幹に関わることを最高学府が退けてどうする。

     

    門外漢の素人が、我が国のコロナ禍対応を批判するものではありません。ではありますが:

    ダイヤモンド・プリンセスの頃から胸の内にモヤモヤがあったのですが、現在、寝食を忘れて国難に立ち向かっている官僚や政治家たちに軍事的な教養とセンスがあれば、また違った選択肢もあったのではないか。責任のない外野のうがった見方かもしれません。しかし決して我田引水で言ってるのではありません。先に述べた通り、私はこの国難を有事と位置付けるからです。有事の対応に際して最も重要な要素の一つは、組織と指揮(系統)の在り様です。

     

    過激な発言に終始しました。ご容赦ください!

     

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