コロナ禍(最終の最終)

2020.08.27 Thursday

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    コロナ禍についてはもう書くまいと決めていたのですが、どうもモヤモヤが晴れません。な〜んかスッキリしない、何かが変なんじゃないかなと。勿論、世界中の人が初めての経験なので、スッスといくはずがないことは十分に承知しております。

     

    素人なのでよく分からない、ということはあると思うのですが、理解に苦しむのは政府や自治体が毎日公開・発表するデータです。出来るだけ多くの人を検査(PCR)するのは理解できます。であればもし仮に、全国民を一斉に検査したら、どのような結果になるのでしょうか。医療崩壊を招いたり、或いは検査キットの数など現実には不可能な話です。ですから、飽くまでも仮定の話です。結果、陽性の人は何パーセント、或いは何割くらい出るのでしょうか? 国民総員の同時検査は物理的に無理筋なので、地域格差を考慮してではありますが、世論調査のように何千人か何万人か無作為に選んで検査したらどうでしょうか? さすれば、大体のところ(値)は出ると思うのです。統計学的に見て、今の検査の在り方はどうなんでしょう? 何方か専門の方がおられたら教えて下さい。加えて、検査キットの信頼性(正確度)の問題もあるようです。

    何が言いたいのかと言うと、政府の発表もメディアの扱いも、何故か国民の或いは視聴者の危機感を煽ってばかりのような、そんなデータの出し方をしているように感じるのです。政府や自治体の関係者、そして医療関係者が精一杯努力してくれていることに心から敬意を表します。その努力に応える或いは報いるためにも、今一度、検査の在り方やデータの出し方を見直しては如何でしょうか? 高名かつ我が国で屈指の専門家が多数参加して議論しているので、そんなことは百も承知でやっておられるとは思いますが、老婆心ながら斯様に思うのです。しかし、素人の勘は時に本質を突くこともあるんですよ。 

     

    私事ですが、月に一度は郷里(讃岐)と自宅(埼玉)を往復します。決して、政府や自治体に反旗を翻しているのではありません。そうする必要があるからです。現在母は、特別養護老人施設(特養)でお世話になっております。もう何年も半ば寝たきりの状態です。この歳まで母親が元気で居てくれることは、本当に幸せなことです。しかし、どんなに母が頑張っても、残念ながらあと何十年もこれが続くことはないと思います。そう考えると、母の顔を見ながら懐かしい昔話などできるのは、限られた回数しかありません。現在の一回一回が、もしかしたらこれが最後かもと思う。

    地元の高校を出てから人生の大半を洋上で過ごし、現役時には帰省が叶ったのは数えるくらいしかありません。しかし現下の情況では、お上の指示により面会・面談が叶いません。一度、職員のご厚意でリモート(テレビ)で面会をしました。本当に有り難かったのですが、テレビ会議を設定することができる職員は限られているようです。

    自前の Face Shield を何回か試みたのですが、やっと市場に出回り始めたのでホーム・センターで求めました。お手製よりは格段に良くできており、安くていいやと思って購入したのですが、持ち帰って生産地を確認すると日本製ではなかった。懲りない国だな。

     

    郷里での講義や講演など抜かすことができない日を優先し、帰郷する期間を決めて往復チケットを手配します。そして、帰省中に仕事や私的に会う人を決めてアポイントを取ります。帰郷して直ぐにお会いしても、何ら問題ないと私自身は思っているのですが、これも実(まこと)しやかに世に定着している「二週間の縛り」を自らに課します。自分はOKと思っても、会ってくれる相手の気持ちを考え、二週間は山荘で隠遁生活をします。お陰さんで、草刈りなど家の用事がはかどります。一方で、限られた時間で会える人は、どうしても限定的になります。相手がテレビ会議をできればいいのですが、田舎ではまだまだ普及しておらず、そもそも年配の方などは無理ですよね。或る恩師などはガラケーも持ってないんですよ。センセ(先生)、どなんするんな(訳:どうするのよ)?

    これを要するに、おひとり社長にもコロナ禍による不利益があるということです。

    コロナ禍と直接は関係のない話ですが、社長が一人で社員も一人なので、営業も実動(講演活動や農園農作業など)も総務も経理も、具体的には書類のコピーも確定申告や年末調整も、車の運転もぜ〜んぶ一人でやります。防衛大学校で簿記など教えるわけもなく、還暦はとっくに過ぎて古稀間近、日々勉強です。白髪も増えようもんです。

     

    グダグダ愚痴を言いました。我々はコロナ禍を乗り越えなければいけない。しかし、特効薬ができるか、或いは我々に免疫ができるまでは、このウィルスと何とか折り合いをつけて生きていくことを求められる。個人や団体が最大限の防衛・防御を施しつつ、できるだけ通常の(今までのような)社会生活や経済活動をしていく、具体的な方策を見出す必要があります。メディアはこの際横に置きますが、少なくとも政府・官邸にはそこのところ、即ち実態が見えているはずです。日本人の民度は高いです。絶対に見えてます。40年間危機管理の衝にあった私の経験から推察して、政府はコロナ禍の実態、そして今後の方向も承知しているはずです。もし見えてなければ、何をかいわんや!

    問題は、なぜあのようなデータの出し方なのか? そもそも、検査結果の陽性者と感染者の関係はどうなっているのか? 公開情報を見る限りでは、陽性=感染として扱っているように見えます。正確に、それで間違いないのでしょうか? 検査キットの信頼性(確度)についても、ネット情報ではいろいろ説がありますが、責任ある人による公式見解は出されていない。テレビも新聞も無縁なので、私が承知していないだけかも知れないのですが。

     

    モヤモヤはざっとこんなところです。従って、公開されるデータは「重症者数」と「死者数」しか見ません。これが最も重要で、最も正確な数字だと思うからです。私はコロナ禍を国家の安全保障問題と位置付けますが、極々一部のものを除き、基本的には本件に「秘」は存在しないと思う。政府・自治体がしかるべきデータを公開・説明し、メディアはそれを色眼鏡で見ることなく正確に報道して貰いたい。そうしないと大衆は判断を誤ります。そしてこの国は、ドツボに入って行くような気がする。歳よりの思い過ごしであれば良いのですが・・・。

     

    済んだ話をネチネチとほじくり返したくはないのですが、政府が全世帯に配布した布製マスク(アベノマスクなどと品のない呼び方は止めましょう。一国のリーダーに対して大変失礼です)の件:これも未だにスッキリしません。最初この話(情報)を聞いた時、正直ウソだろと思いました。でも、タイムリーに配布されれば、いい案だとも思った。何故か? 本件は政府内でよくよく議論され、そして決定されたものだと信じるから。よしんば大した議論はしていなくても、そこには「理念」があるはずです。理念なくして、何百億円もの国家予算を投入する訳がない。しかし残念ながら小生を含め国民には、そこのところが見えなかった。理念とまではいかなくても、「これこれ、こういう理由で・・・」という国民を納得させる丁寧な説明がなかった。だから、絶対多数の国民の目は冷ややかでした。これは明らかに、政府の広報戦略の失敗です。戦略と言うと勘違いされそうですが、国民をだますということではありません。勉強不足かもしれませんが、私は未だに明快なその(マスク配布の)理由を知りません。

     

    絶対多数の国民が政府提供のマスクを受け取った時は、既に時機を失していました。届いたのは、需要と供給がほぼ落ち着きつつある頃でした。受け取る時期も、地域によってかなりばらつきがありました。緊急事態であり、いろいろ難しいとは思う。しかしそれが、「危機管理」と言うものです。情勢は日々刻々と変化しており、どこかで方針を転換するという発想はなかったのかな? 殆どの国民が、大なり小なり「本当にやるの? ホンマか? 今更?」と思っていたはずです。一旦動き出した兵を引くのはとても難しい。膨大なエネルギーを内包しているからです。しかし多少のリスクや傷を負ってでも、朝令暮改が必要だったのではないか。指揮官には鉄の意志が求められるが、朝令暮改の誹りを受け入れる勇気も必要です。

    本件は、我々の専門用語でいう「連続情勢判断」の欠落です。どんなに素晴らしい作戦であっても、情勢次第では陳腐な作戦になり、むしろ負の結果を導くこともあります。誠に残念に思う。頂戴したマスクは、今後への備え+2020コロナ禍に遭遇した記念の品として、大切にしまってあります。

     

    私の郷里は典型的な山間部です。空気がとても綺麗です。にも拘わらず、行き交う車の運転者の多くがマスクを着用してます。気持ちは分からんでもないが、自分一人だけで運転している時に、マスクをして何か意味があるの? 年がら年中マスクをつけてたら、心身がおかしくなるような気がする。寝る時にもマスクをするのかな? 勿論、現下の敵(ウィルス)を侮ってはいけない。今我々に求められているのは、この厄介な敵を正しく恐れることです。衝にある人たちは、 国民をそのように導いて欲しい。

     

    大東亜戦争においては、大本営が「事実・実態とは異なる」戦況発表を繰り返し、メディアはそのお先棒を担いで国民を煽った。我が国政府と軍の大きな汚点です。軍が国民の戦意高揚を企図するのはありがちですが、国民を欺き国家を瀕死の状態にまで導いた。昭和15年12月9日(真珠湾攻撃の翌日)付、某大手新聞第一面のヘッドラインは『長期戰もとより覺悟 戰時經濟に不安なし』 

     

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