四国の現状(と展望)

2018.04.12 Thursday

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    一か月ほど前、地区防災計画学会が高知県立大学キャンパス(高知市内)で開催されました。香川大学の同僚教員から案内があり、やや場違いかなとは思いましたが、末席を占めさせていただきました。「地区防災計画学会」とは、聞き慣れない言葉だと思います。学会のホームページによりますと、東日本大震災の教訓を得て災害対策基本法が改正になり、地域住民と事業者が協力して防災計画を作成・実践し、地域の防災能力を向上することとされました。これに資するため、平成26年6月に学会が設立されています。

     

    高知大会の印象として、私の郷里讃岐と土佐では南海トラフ巨大地震の捉え方や意識に、かなり温度差があると感じました。瀬戸内海に面し災害(地震など)の少ない香川と、太平洋に露出している高知の違いだと思います。因みに、この差(穏やかな瀬戸内海沿岸と荒波寄せる太平洋岸)は、そこに住む人々の県民性にも及び、(瀬戸内人にとっては誠に残念ながら)これがそのまま人材の輩出に関係していると推察します。うがった見方でしょうか。

    何回か郷里で東日本大震災の実相について話をしましたが、正直言って聴衆の反応はマァマァでした。一方、今回の学会で高知県の黒潮町と下知地区(高知市)の取り組みを聞きますと、三陸地方の津波を「明日は我が身」として危機感を持っている。それだけ高知は真剣であり、彼らの取り組みはより現実的で、実効性ある計画にしたいという思いが窺えます。

    規模や在り様は違いますが、国の守りも地域の守りも基本的には同じです。基本というのは、そこに住む人々が「自らの安全は自らの努力によって手にする」意志があるかないかです。国家防衛の志を忘れた民族に栄光はありません。いずれ滅びます。世界の歴史が示す通りです。

    話が逸れそうですので、学会と防災・国防についてはここで置きます。

     

    実家から高知まではおよそ150キロメートル、高速道路を利用し車でおよそ2時間の行程でした。終日慣れない学会に参加し、その後の懇親会にも参加したので、高松〜高知往復は65歳の身には少しこたえました。知的作業に慣れていない私にとって、学会なるものは知恵熱のもとです(笑)。それは自己責任ですが、さて高速道路を走って気が付いたのは、当たり前のことですが他(本土)の高速、例えば東名や名神などとはかなり様子が違っているということ。とにかく走っている車、交通量が非常に少ない。とりわけ大型トラックが少ない。

    同じことは、以前から車で自宅(関東)から実家に帰る際にも感じていました。神戸から淡路にハンドルを切った途端、極端に車が少なくなります。走る分には楽でいいのですが。西に向かうトラックの殆どは、岡山・広島そして九州に向かっているのでしょうか。走っているトラックの数が少ないということは、本土から四国への物流、四国から本土への物流、そして四国の中での物流が少ないということを意味するはず。ではコストの高いトラック輸送に替えて、海上輸送がとりわけ盛んかというと、これもそれほどでもない。四国は狭いので、高い代金を払って高速道路を利用する必要はない、一般道路で事足りるという事情があるのかもしれません。

     

    JR四国(鉄道)は、近年殆どの路線が赤字と聞きます。確かに、帰郷してよく目にする高徳線(高松〜徳島)の特急列車は二車両、普通列車に至っては「ふつう」に一車両です。数年前、実家近くの駅(三本松)から徳島に行く際、昔のイメージで念のため、駅長さん(駅員は駅長だけでした)に「(座席)指定券を買った方がいいですか?」と訊きますと、彼女は何回か手を横に振ったものです。さて列車が入って来て、駅長さんが笑いながら、少し自嘲気味に「でしょう〜」。

    これを要するに、地産地消と言えば聞こえはいいのですが、極端な言い方をすれば、四国はある意味自給自足状態にある。更に、少子高齢化と相俟って人の流出・人口の減少に歯止めがかからない。まそんな印象なのですが、ではどうすればいいのか。どうするのかってことですよね、具体的に。残念ながら現在の私は、これといった有効な対策を持ち合わせておりません。

    四国の皆様、悲観的な話ばかりで申し訳ありません。

     

    先般、大変な資産家であり、人格・識見ともに優れる友人と懇談していて教えられました。その方がおっしゃるには「さびれた街や村を活性化しようとする場合、空いた土地にカフェなどを作ってもその殆どは失敗します。そもそも、開店すれば人が集まる、開店して人を集めるという発想ではダメだ。如何にして、人の流れを変えるかがポイントなのです」。なるほど〜。都市工学とは、そういうことだったのか。勉強になりました!

    個人的には、一例として「横浜」は都市工学的成功例だと思います。点在する名所や旧跡などが有機的に繋がっている。そんな風に見えます(素人の見解です)。

     

    話は飛びますが、日本の農業は前途洋々だと思っています。私は予言します(直感ですが)。見通し得る将来、車と同じように日本の農は世界を席巻する。世界中のお金持ちが、競って日本の食材を求める時代が来る。間もなく宇宙旅行が現実のものになりますが、「宇宙船ヤマト」で旅する人は、みんな日本の食材・食品を手にしている(はず)。今すぐ私に投資されることをお勧めします(笑)

     

    問題提起だけであれば誰にだって、あの野党にだってできます。私に残された時間は限られておりますが、白髪頭を絞ってみるつもりです。お知恵がおありの方、知見をお持ちの方、どうぞご教示下さいませ。

     

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