NZ(ニュージーランド)紀行(前編)

2018.08.30 Thursday

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    先日、ニュージーランド(NZ)に遊びました。と言っても訪ねたのは北の島(North Island)のみ、しかもオークランドに限定した小旅行にすぎません。目的は二つ。未だ行ったことがないので、単純にかの国を見たかった。現役時代には多くの国を巡ったのですが、オセアニアは訪問する機会がありませんでした。もう一つの目的はワインのテイスティング(試飲)。敢えて旅の準備が面倒な(現地が)冬の季節を選んだのは、ただ単に旅費が安かったから。当然のことながら、フライトはエコノミー・クラスの他に選択肢なし(笑)。

     

    成田から出発したのですが、久し振りに国外に出るお上りさんはチェック・インに戸惑う。ニュージーランド航空のカウンターに向けた長い列の一員になったのですが、どうも脇に設置されている機械でチェック・インできそうな雰囲気です。でも荷物を預ける必要もあるしな・・・と思いつつ、地上勤務員のお姉さんに訊いてみると「エコノミーの方は、みなさんこちらでチェックインです」とそっけない返事。さりとてやり方を説明する気はなさそう。何じゃそれ???であれば、何故そのようにアナウンスしないの?何処にもそんなこと表示してないし・・・。あんた何回も列の横を、ヒールをカツカツ言わせながら闊歩してるじゃない。何のために歩いとんじゃ。仕事で歩いてるんじゃないのか。一言ぐらい説明や注意喚起があってもエエんじゃないのか。俺らがエコノミーってことくらいプロだったら一目で分かるだろうが、って言いたくなるのをグッと飲み込む(笑)

    でも後で訊いてみると、4〜5年ほど前に殆どの航空会社がそういうシステムになったらしい。これを要するに、年に一回くらいは海外に行かないと、浦島太郎になっちまうってことだな。と同時に、せめてビジネス・クラスには乗らんとな〜と思うが、それは懐と相談すれば詮ない話だ。

     

    出発点でアドレナリンを出しまくった一行は、11時間のエコノミー症候群に耐えつつNZを目指す。

    機内食はまぁまぁだった。勉強になったのはただ一つ。所謂ブラックのコーヒーを”strong”、ミルクを添えるのは"white coffee"と称する(らしい)。遥か昔に聞いたような気がするが、情けない元外交官だ。機内泊であったにも関わらず、ナイーブな私は結局殆ど寝ることができなかった。あの狭さで熟睡できる人は、私には宇宙人に見える。これじゃ初日の街探検はきついだろうなぁ、と嫌な予感がよぎるが如何ともし難いので自分を納得させる。久しぶりに観た日本の映画『8年目の結婚式』は泣けた。夫婦(役)ともに良い役者だ。

    エコノミー症候群を克服して着いたオークランド空港は、国際空港と銘打ってはいるが広からず狭からず。初心者マークには安心できる大きさだった。しかし、通関と入国審査は、これでもかこれでもかと厳しかった。二回ほどワンちゃんがすり寄ってきた。羽田や成田では麻薬犬は何処にいるのだろう。未だ目にしたことがない。

     

    現地を散策できるのは、たったの三日しかないボンビー旅行である。

    NZは想像した通りの国でした。若い頃に住んだことのあるノルウェーに、雰囲気が似ているので心休まる。国の面積は日本より少し小さく、人口は数百万しかいない。従って歩いている人の背丈を除けば、何かにつけて小ぶりなので好感が持てる。英語圏であること、加えて食べ物や飲料水に神経質にならなくていいことのメリットは大きい。治安が良いので、街を歩いていてストレスを感じないのはとても有り難い。海が近いだけに坂は多かった。長崎のような感じかな。横須賀も佐世保もこんな風に街づくりをすれば、もっともっと垢抜けしてお客さんが集まるのにと思ったり。

    ただ一点、街の中心で中国の建設業者がビルを建設していたのが気になった。かの国の影響力は、大洋州にも確実に拡がっている。他人事のように言っている場合ではない。北海道も危ない(ようだ)。

     

    買い物は全てスーパーマーケットを利用した。驚いたのは、日本と同じ蜜柑や柿、サツマイモが棚に陳列されていたこと。買うものにもよるが、平均的な物価は高かった。直感では概ね日本の1.5倍程度だろうか。でも、製品のクオリティーが高いので許せる。現地産の高級かつ有名な蜂蜜、ワインなどは、お手頃の値段で売られていた。勿論、日本で求める場合との比較ではあるのだが。

    現地で働いている(日本人女性)ガイドさんに紹介して貰ったレストランで食事をしたが、high cost & very good でした。ホテルでもレストランでも、チップの習慣がないので面倒くささがない。だが勿論、都内のレストランのような気配りは期待できない。例えば当方がどんなに荷物を持っていようが、荷物を置く椅子や籠の類を準備する気はサラサラなし。時間が早くお客さんはまばらで多くの空席があったので、「そこの椅子を借りていいか?」と問うたが ”NO~~”とつれない返事。訊いた俺が馬鹿だった。それでも、従業員の態度はそれなりに気配りがあり気持ちよかったので、男気を出して伝票にほんの少しチップを書き込んだ。 

     

    街中の所々でホームレスと思しき人を見かけた。目抜き通り(Queen's Street)でも目にする。日本の場合、流石に銀座では見ないよね。彼らの中にはベッドとは言えないが、小さめのマットレスを敷いている強者もいる。所持品の量は、日本のそれとは比較にならないほど少ない。これじゃ冬を越すのはつらいだろう。時々教会などが行う炊き出しには、この人たちが列を連ねるらしい。人を大切にし人道を尊ぶ政治が、かえって彼らを甘やかすことになるという悪循環ではあるようだ。この点はノルウェーとは根本的に異なる。かつてナチに占領された苦い経験から、現在も徴兵制を維持しているノルウェーは、街の空気がピリッとしている。感性の鋭い人は、オスロの空港に降り立っただけでこの緊張感と空気を嗅ぎ取る。

     

    現地で日本の電化製品を使うためには、O型のアダプターが必要です。電圧は240Vなので、持ち込む製品がこの電圧に堪え得るかどうかを事前に確認しておく必要がある。そうしないと、悲惨な事態を招くことになりかねない。「ハ」型の下の穴はアースなので、O型のアダプターでOK。優れていると感じたのは、コンセントには必ずスイッチがあり(下写真参照)、使用しない場合にはオフにできる。即ち、待機電力の消費がないということ。日本でも別売りのコンセントには同じようなものがあるが、(室内の)作り付けのコンセントにはない。PCの使用などで室内に電磁波が充満する今日、これを極力抑えるため日本でも導入してはどうだろう。

     

     

    後編に続く

     

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