NZ(ニュージーランド)紀行(番外編)

2018.10.11 Thursday

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    Old Sailor のウンチクを一言!

     

    地球を移動する場合、例えば日本からハワイに行く。ハワイと日本では、時差があることは皆さんご存知です。ではどういうシステム(決まり)になっているかと言うと、意外と知らないのではないかと。

    地球を一周すると360度は、今時小学生でも分かる。従って、地球の経度は000〜360度で構成されている、のではありません。これを180度ずつに二分割して、東経・西経と称する。イギリスのグリニッジ(天文台)を起点(000度)として、東に向かって太平洋上の日付変更線までの180度が東経。逆に、西に向かって180度まで周るのが西経です。そして、この360度(180度 X 2)を15度ずつに分割する。360÷15=24、この24の地域を縦の帯と見做し、これが時刻帯(Time Zone)になる。でも、これじゃ解りづらいので、海軍では時刻帯にアルファベットを付して呼称する。大英帝国今なお健在なり。

     

    この時刻帯には、二通りの呼び方があります。ひとつは、グリニッジから東西に0〜12まで分割して呼ぶ。0から東西に12あると計25の帯になるが、+12とー12のエリアは重複しているので24になる。上手く作っていると感心します。東経の場合は+(プラス)で、西経はー(マイナス)。例えば日本の時刻帯は、東回りなので「+9時間帯」になる。もう一つの呼称は、先に述べた我々専門家が使用する、時刻帯にアルファベットを付すやり方。26文字のアルファベットから、「J」と「O」を除いて使用する。JはIとの、Oは0(数字のゼロ)との錯誤を避けるため。因みに、我々は0(数字のゼロ)を手書きする場合には、Oと間違わないように釘を刺す。ではない串を刺します。

    グリニッジ(世界標準時)が最後のアルファベット「Z」で、東周りに順次Aから付していく。日本の場合は+9時間なので「I」となる。プロは「アイ」ではなく「India=インディア」と呼ぶ。母音の「アイ」では聞き取れないときや、錯誤の恐れがあるので。船乗りには失敗は許されないのです。

    ちょっと話は逸れますが、上記は昔「イトウ(い=・ー)、ロジョウホコウ(ろ=・−・−)、ハーモニカ(は:−・・・)」と覚えたのと同じですな。この意味が分かる方は、相当の年代かオタクか(笑)。でも、「ハガキのハ」なんて言うよりは余程響きがいいし、何とて覚え易い。丁度、私が防衛大学校の学生の時に、電信(モールス)や手旗信号に使用する五十音が、「いろは・・・」から「あいうえお・・・」に変わりました。三つ子の魂百(歳)までと言いますが、今でも手旗信号を描けます。でも「あいうえお・・・」の順に描けと言われると、ええ〜っと〜となります。体で覚えてますから。私は「色は匂へど散りぬるを・・・」にロマンを感じます。「あいうえお・・・」は無機質ですな。

    申し訳ない。若い人は、私が何のことを言ってるのか、さっぱり理解できないと思います(笑)

     

    国内線でしたが、ある時フライト・アテンダント(日本人女性)が、同僚と機内無線で「C」席のことを「チャーリー(Chalie)空いてます」と言ってました。これを聞いて意味が分かったのは、おそらく Old Sailor だけでしょう。飛行機は船から来ているので、文化が同じなのです。海外(大使館)勤務の時には、情けないとは思いつつも電話では重宝しました。重要案件で先方が私の発音を聞き取れない時「R of Romeo」などと。特にRとLの発音に弱いから。ノルウェーは徴兵制なので、文官でも軍務に服した経験がありこれで通じるのです。

     

    下らない話をしました。日本の時刻帯は、グリニッジから東に数えて「+9時間でI帯」。この標準となるのが東経135度で明石です。ここまでは素人でも知っとる。ここからが肝心(ウンチク)で、今日言いたいことです。

    外国に行く皆さん、これだけは覚えていて欲しい。「時間(時計)は東に行けば行くほど早くなる」ってこと。経度が15度過ぎるごとに、1時間早くなる。地域によっては部分的に経度線を変更しているところもありますが、基本的にはこのとおり。但し、日付変更線を越えると一日遅くなります。なんでって、一日は24時間なのでそうなっとるんです(笑)。さて、この日付変更線を越えると西経になり、今度は180度から179度へと減っていく。そして先に出たグリニッジ(Z帯)まで行くと、000度になるという仕組みです。ちょっとややこしいね。でも、ホントに「東に行くほど時間は早くなる」は覚えていて下さいな。何かで役に立つかも。

     

    時刻帯の範囲内で移動すれば、地球を一周しても基本的には、時計の針を動かす必要はないということになる。即ち時差がない。時差ボケに弱い人は、できるだけ南北に旅する、即ち経度差が少ない国や地域に行くことをお勧めします。例えば、台湾なんかは対日感情がとても良くて、食事も美味しいのでお勧めです。何よりも、これほど日本・日本人に友好的な国(敢えて国と言います)はないですよね。東日本大震災でも、いち早く世界最大級の支援をしてくれました。人間として大切にすべきです。

    赤道を越えて南半球に行くと、季節が日本(北半球)とは逆になります。従って、今回のNZ旅行では冬支度が必要でした。本当は手軽に行ける(日本の)冬に出かければ良いのですが。予算さえ許せばですが。夏と冬が真逆なので、当地(NZ)に別荘があればと思う。ハワイも考えるのですが、死ぬまでに何回(何日)使うかって考えると「やめとこ」となる。子供らは喜ぶでしょうが。エコノミー症候群だって、夢ぐらいは見ていいのです(笑)。

    そんなことをツラツラ考えると、終戦間際のドサクサに紛れてソ連(ロシア)に占拠されたままの北方四島は、軍事的な視点のみならず、日本の将来にとってどれほど価値があり重要な領土であることが分かります。何としてでも取り返さなくてはいけない。とにかく我々日本人が、その意志を持ち続けることが重要。諦めたらお終いです。

     

    最後に、初のNZ旅行で痛切に感じたこと。

    中国が太平洋に食指を伸ばして久しい今日、我が国にとって豪州・オセアニアや太平洋諸国の戦略的価値は格段に高まっています。軍事的にも経済的にも。領土には領海と接続水域、そして排他的経済水域(EEZ)が付いてきます。EEZにはどれほどの資源が眠っているか測り知れない。まさに宝庫です。何年か前に当時の米太平洋軍司令官(海軍大将)が、「中国の海軍司令官から太平洋の分割統治を持ちかけられた」と議会で証言しました。この中国の提案は、決して軽い冗談ではないと銘記すべきです。かの国は遠大な戦略を持って、着々とその権益を外(東)に拡大しつつある。既に遅きに失している感は否めないが、米国・カナダ及びオセアニアを含む太平洋諸国との戦略の整合が急がれる。

     

    いろいろ雑多なこと、てんこ盛りのウンチクになりました。次回はオーストラリアを訪問したいと考えています。

    さ〜て稼がなきゃ!

     

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    追伸 「ボーと生きてるんじゃねぇよ!」とチコちゃんに叱られる毎日です。もし事実関係に誤りや誤認がありましたら、ご指摘ください。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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