NZ(ニュージーランド)紀行(後編)

2018.09.13 Thursday

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    今回の旅の目的が、ワイナリー巡りであることは前編で書きました。

     

    オークランドから西に車で20分ほど走ると、周辺にはのどかな牧場が拡がる。主として牛が飼われているが、時折羊も目にする。更に10分程度西に進むと葡萄園とワイナリーが点在している。と言っても、そもそも小さな国なので、広大な農園と言うイメージではない。郷里の讃岐で小さな農園(ファーム・タカシマ)を経営している私にとっては、とても好感が持てた。こう表現すると、すごくカッコいいでしょう。ただ草刈りをやってるだけなのですが(笑)。

     

    NZの道路は日本と同じく左側通行です。市内外には、所々にスクランブル交差点(ロータリー)がある。北欧もそうでしたが、信号もなくこれはとても使い勝手がいいし走っていて快適です。NZの場合には、ロータリーを右に回るので右からくる車が優先で、これに注意すればあとは先に入ったもの勝ち。間違っても躊躇してはいけない。ロータリーでの車両事故は、殆どないのではないでしょうか。少なくとも、北欧(ノルウェー)生活の三年間では見たことがありません。なぜ日本ではロータリーが普及しないのかな。この信号がなくて安全なシステムを、日本も導入すればいいのにと思う。

     

    さてワイナリーを訪問して驚いたのは、コルクの栓を全く目にしなかったこと。スーパーではコルク栓のワインも多少ありますが、ワイナリーでは一本も見なかった。私の(日本での)イメージでは、量販店やスーパーなどで購入するワインで、例えば¥1,000前後で買えるものは大概がキャップ(正確にはスクリュー・キャップと言うらしい)の栓です。従って、キャップのワインと言えば安い(安価)=不味い的なイメージです。ですがここNZ産のものは、高価なワインやシャンペンも全てキャップを使っている。何にでも興味のあるオジサンは早速、ワイナリーさんにインタビュー(取材)です。勿論、ちょっと安っぽく見えるよなんてことは言いません。キャップとコルクとどう違うの?すると、「間違いなくキャップの方が新鮮さを維持することができる」との回答です。そして、2011年(?)には全てスクリュー・キャップに替えたとのこと。彼(彼女)らは自信を持って、そう言ってました。

    それを聞いたボンビーおやじは、なんか胸のつかえが取れたような気分になった。これで何の気後れもなくキャップのワインを買うことができる。決してケチってるんじゃない、ただ新鮮なワインを飲みたいだけなのさ。旅先のコンビニなどで買う場合、キャップ製は便利です。通常、オープンナーなんか持ち歩かないもんね。しかも、車や電車が揺れてもこぼれることはないので、飲み残しても安心して持ち帰ることができる。コルク栓じゃそうはいかんよね。でもそもそもワイン、特に赤ワインに新鮮さを求めること自体がボンビーな証拠か(笑)。

    ワイナリーによれば、熟成の邪魔をしないよう少し外界(空気)と通じるキャップも開発されているらしい。近い将来、一部のコレクターやオタク以外の人は、キャップを空けて飲むのが常識になるのでは・・・。レストランなどで従業員さんがカッコよくワインを開ける姿は、そのうちレトロな風景としてセピア色で放映されるかも。昔はあんな面倒くさいことやってたんだ、みたいな(笑)。

     

    たった三か所のワイナリー訪問でしたが、何処も客に対するシステムは同じだった。3+3。即ち、まずは白ワイン3本と赤ワイン3本が卓上に置かれる。そして、従業員のウンチクを聞きながらテイスティング。地球の裏側でなかなかオツなもんです。これで15NZ$程度だった。円に換算すると¥1,000ちょっとですから、安いのか高いのか・・・。そもそも北半球から行ってるわけですからね(笑)。これを三か所巡ると、6杯 X3ヶ所で計18杯。お酒に強くないって言うよりも、めっぽうだらしがない私は、終わりの頃には赤い顔してフ〜ラフラ。こうなると怖いもの知らずで、中学生英語がスラスラ出て来てとても愉快な時間でした。帰りの車中では爆睡。

     

    訪問先(ワイナリー)の一つは、ご先祖様(創業者)がクロアチア人だとのこと。お祖父とお祖母さんが、当地にブドウの種を持ち込んで蒔いたのが始まり。今回訪問した店は、いずれも同族会社でした。それだけに、後継者の方たちも家業に真剣に向き合っている。NZワイン(葡萄)の元種はフランスだそうな。そういえば、南米チリ・ワインのご先祖もフランスですが、(不確かな情報によると)近年フランスはチリから種を逆輸入しているらしい。ということで、私は安くて美味しいチリ・ワイン / NZワインの大ファンです。

     

    どんでん返しをするようで申し訳ないのですが、最後に重要な情報をひとつ。信頼できる筋から聞いた話です。

    スーパーやお酒の量販店では安価な輸入物のワインが結構ありますが、なぜこれほどに安いのか?セレブな方々はご存じないと思いますが、最も安価なのは¥500 / 本くらいです。なぜか?その答えは、仮に原産地〇〇〇とラベルに表示があっても、それはワインそのものではなく葡萄ジュースの産地ってことにある(らしい)。ジュースを輸入するのとアルコール(お酒)を輸入するのでは、かかる関税が雲泥の差です。勿論、日本に持ってくる(運ぶ)のは輸送コストが安い船舶です。船の輸送には時間がかかるので、この葡萄ジュースには大量の防腐剤が使われている。これを日本でワイン(お酒)にする。と言うものです。真偽のほどは分かりませんが、納得できる話ではあります。

     

    全く話は違いますが、日本の貿易(輸出入)はトン数(重さ)ベースにして、その99.6%が船舶に負っている。意外と知られていない数字ですが、とても重要ですよ。我が国のEEZ(排他的経済水域)と合わせて考えると、この程度の海軍力(海上自衛隊)でいいのかな???と思う。

    話が逸れましたが今日の結論:ワイン選びは、生産コスト(特に人件費)が安い国から輸入した、高いワインを買うのが正解(と思っています)。私はいつも、同じ値段であれば人件費が安い国のものを手にします。下戸が言うのもおこがましいのですが、国産品はちょっと苦手。

     

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    博海堂

     

    追伸 次回はNZ番外編として多少のウンチクを!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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