朝食と肥満

2019.02.14 Thursday

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    年末年始は食べたり飲んだりする機会が多いので、体重が気になる方も居られるのではないかと・・・余計なお節介です。かく言う私も師走に風邪をひき、体力を付けなきゃと思ってガンガン食べていたためか、2キロ近く増えたのですが現在は元に戻しました。

     

    昨年のことですが、某一流国立大学(院)が「朝食を抜くと肥満になる」旨の研究論文を発表した、との記事が目に留まりました。ヘッドラインは、読者の興味を引くように上手くつけますね。たまたまですが、この記事を拝見したからには、かれこれ二十年になりますか、「朝食を摂ることなく」生きている old sailor としては看過できません(笑)。但し、論文そのものは読んでいないことをお断りしておきます。ニュースの記事を読んだだけの感想や見解です。当該論文では、当然のことながら専門的かつ学術的な説明がなされているでしょう。

     

    さて件の研究はラットで実証したもののようですが、人間にも応用できると説明されています。記事によると大要と論旨は次のとおりです。

    朝食を抜く ➡ 体内時計が狂う ➡ 活動時間が少なくなる ➡ エネルギー消費が減る ➡ 体重が増える

    論文(記事)には但し書きがあって、ラットは起きている間、餌があれば断続的に食べ続ける習慣があるとのことです。

     

    専門家の論文に難癖をつけるわけではないのですが、まずこの研究は人間に応用できると言うが、ネズミ並みの人間であればってことなのかい。であれば大変失礼な話です。そりゃそうだ。朝食を抜いても、起きている間何がしか食べてたら誰だって肥えますよ。

    でもこの件では、新たな発見がありました。動物、特に野生の動物はどんなに大好物の餌が目の前にあっても、脳が「満腹(もう食べるな)」と指示したら一切手を付けないと思っていたのですが・・・。だから、ファットな野生動物を目にすることはないですよね。まさに弱肉強食の世界で、肥満児は生き残れないでしょう。それともラットは消化が早くて、直ぐに小腹がすくってことなのかな?

    更に上記矢印(➡)の流れにしても、朝食を抜くと体内時計が狂うってのが私には理解できません。朝食を抜いて早や二十年、実行に移したその日から今日まで、朝を食べないから体内時計が狂ったと意識したことは一度もありません。すべからく5分前の世界で生きてきたので、体がそうなってるのかもしれません。頭の時計も今のところ大丈夫です(多分)。ましてや、朝食を抜いて活動時間が少なくなったことなどない。

    ここで言う体内時計と活動時間の関係、正直私にはよく分かりません。朝食を食べないので、その空いた時間は寝ていると言う想定・仮定なのかもしれません。後で述べますが、実はそこが問題なのです。私の場合、週日は0700(マル・ナナ・マル・マル)に総員起こしがかかり、朝食バリバリ派が食事に充当しているであろう時間帯に簡単な筋トレなどをやるので、朝飯を抜くことでむしろ活動時間が増えています。上記フォローの最後の二つの項、「エネルギー消費が減ると体重が増える」これは納得です。そんなん当たり前のこっちゃ。

     

    かねがね食事(カロリー)と体重の関係は、お金と同じだと考えています。実に単純明快で、摂取したカロリーと同じ量のカロリーを消費すれば、プラス・マイナス=ゼロ。即ち、稼いだお金を全部使ってしまえば貯金はありません。逆に浪費(=ここではエネルギー消費)を少なくして小銭(カロリー)を溜め込めば、財布(お腹)が徐々に膨らむのは必定。光熱費(=ライフライン)などは、基礎代謝に分類されるのかな。財布と肥満では有難味が真逆ですが、そんな下らないことをいつも思っているためか、私の貯金通帳は何時まで経ってもマル(ゼロ)が増えません。って言うよりも、働けどハタラケど(でもないですが)右肩下がりの一途です。せめて体重並みに、現状を維持したい(笑)

     

    ものの本によれば、我が国の庶民は長年(百年千年単位)に亘って一日二食だった。夜が明けたら農作業に出る。ひと働きして腹が減ると、家に戻って食事をする。時間帯は0900〜1000くらいだったのかな。食事後、少し休憩して再び畑に出る。そして日が落ちたら作業を切り上げ、家に戻ってひと風呂浴び夕食を摂る。雨の日が休日。森羅万象に人間の営みが融合された、とても理に叶った生き方であり生活だと思う。「大地に還る」を標榜する old sailor は、今これを実践しているわけです。

    日本で一日三食の習慣が定着したのは明治初期だそうな。即ち「兵隊になれば(軍隊に入れば)、三食おまんまが食べられる」という徴兵制度の謳い文句にあると言います。「朝食」の習慣が日本に伝わったのは、鎌倉時代の頃ですか(?)、中国に留学した僧侶が持ち込んだらしい。その後、当時の上流階級である大名や僧侶が、「贅沢」として一日に三食を食べるようになった。明治になって国軍が建設され、軍隊に入ればこの贅沢ができる、即ち一日に三食が食べられるとキャンペーンを張って兵隊を集めた。そして、満期除隊した兵隊が、全国に帰還して徐々にこれを広めたと言います。これが事実なら、たかだか百年ほど前までは我がご先祖様は二食だったわけで、歴史ある日本人の体(DNA)は一日二食になっている(はずなんです)。

    敢えて言うなら、一日の食事は一回でもいいと思っています。だって、二食より前のご先祖、即ち人間という名の動物が食物を保存する知恵がなかった頃は、「腹が減ったら食べ物を採りに行く」だったんだよね。但し一食にした場合は、とりわけ栄養のバランスに留意する必要があるでしょう。現代人が健康体を維持するために必要な栄養を、たった一回の食事で摂取するのはなかなか難しいと思う。その場合には、今流行りのサプリメントが有効かもしれない。ですが、成長期の子供さんには一日一食はお勧めできない。仮に十分な栄養を摂取できても、顎を使うことは脳の活性化などにとても重要だと思うから。

     

    かつて真(まこと)しやかに、「朝食を食べないで登校する児童は、朝礼の時に貧血で倒れることが多い」と言われてました。小学校や中学校の先生も、同じことを言ってたと記憶してます。私も子供の頃は当たり前に朝食を食べてたので、何となく納得してましたが、今日でも同じ説を唱える人がいます。多分、栄養学や医学関係者でもマジョリティでしょう。所管の文科省を始め、いろんな所で「三食きちんと食べよう」のパンフレット類を目にします。でもこの「朝食神話」って、現代の医学・栄養学において正しいのかな?朝食に限らず食べて直ぐに動き出すのは、胃の負担が大きいと思うのですが。胃が欲している(必要な)血液の多くを、筋肉や脳に使うわけですから。食事をすると胃が活発に動く、即ち血液を使うので、その分脳に行く血液は少なくなる。だから食後は眠くなる。食事をしたら直ぐに働けって言う上司、直ぐに勉強しなさいと言う親御さん、極端な話し、この人たちは殺人罪に問われてもおかしくない。

    察するに、朝礼の時に貧血で倒れるのは食事の問題ではなく、夜更かしなど生活の乱れに起因するのではないでしょうか。勿論、夜更かしの理由にはゲームなどで遊んでいるだけではなく、受験勉強や仕事などもあります。どなたか正しい知識をお持ちの方、ご教示下さい。

     

    体重については自信を持って言います。朝食を抜こうがお昼を食べまいが、はっきり言えばどうでもいい話で、要はその人にどれだけ自己管理能力があるか・ないか、即ち自分の舌におもねるか否かだけです。脳は「もういいよ」と言ってるわけですから。過度の飲酒・喫煙、美食も同じ。過剰に飲食をする人の多くは、私は・俺はこれで癒されている・精神的に満たされてるのだから、これこそ健康の秘訣であり、だからこれで早死にしても何ら後悔はないと自分を納得させる。酒・煙草なくして何の人生ぞ、みたいな。自己責任ですから、それはそれでいいわけです。お好きな時にお飲みなさい、お好きな時にお吸いなさい。お酒・煙草どうぞどうぞ。但し、他人様に迷惑をかけないように!ですね。この他人様には一親等の身内を含みますよ。自分以外の人って意味です。

    因みに、朝食を止めてから20年が経過した現在の、私の平均体重は学生時代マイナス2キロです。プラスではなく「マイナス」ってのがミソですよ。筋肉は当然落ちてますから。殆どの人が該当すると思いますが、若い頃より筋肉が落ちて体重が増えているなら、その不良債権はどこに隠れてる? 申し添えますが、私は周りの人が呆れるほど食べます。

     

    気分を害された皆さま、ゴメンナサイ。アッと気が付いた。今日はバレンタイン・デーだ。チョコをいっぱい貰う人も、チョビットの人も、義理だろうが何だろうが頂いたものはゼ〜ンブ美味しく頂きましょう。誰からもお届けがない人は、「ラッキー、ああ健康だ!」と思えば宜しいかと・・・。

     

    【眦菁郢襪離フィシャル・サイト】

    http;//www.umihiro.jp

     

    博海堂

     

    追伸 バレンタイン・デーと言えば、最近の日本人は少しバレンタインにお疲れのような・・・。年賀状とバレンタイン・チョコ、何となく似たところがあるような気がしている old sailor です。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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